ITフリーランスとして働く上での必需品は、名刺である。サラリーマン時代から名刺ケースを愛用していた方々はきっと多いはずだ。フリーランスのビジネスチャンスはいたるところに潜んでいるものである。偶然旅先のホテルで知り合ったビジネスパーソンに、自分のスキルを売り込みたい時に、名刺と専用ケースがあれば速やかに自分の連絡先や氏名を伝えられるのだ。ジャケットのポケットやポーチなどに、常日頃から忍ばせておけば、偶然の出会いを大きなビジネスチャンスに昇華出来るだろう。名刺にはメッセンジャーアプリのIDやメールアドレスや自分が管理しているホームページやポートフォリオのURL、そしてSNSのアカウント名などを記載しておきたいところである。
また、フリーランスが常に持っておきたいのが、メモ帳と文具類だ。一見するとIT関連の仕事とは縁遠いアイテムである。デジタル機器を駆使するITフリーランスだからこそ、アイデアのアウトプットはアナログの文具類が最適だ。マウスとキーボードだけでは、斬新なアイデアが浮かびにくいのである。また、手書きのメモやアイデアのアウトプットはクオリティこそ低いが、デザインソフトとは違い自由な形式で絵やテキストを構成出来るのが利点だ。作業中に行き詰った時は、メモ帳と鉛筆を取り出して、自分の疑問や問題点を紙に書き出してみるのが効果的である。ある種の自己対話が、紙を通して可能となり、頭の中だけで悩んでいた問題が鉛筆を通して紙に書き出されると事で、案外あっさりと問題解決の糸口が見つかるものだ。